おくどさん

「おくどさん」
京言葉でおくどさんとは「かまど」のことです。

私の住んでいる家にもおくどさんがありました。
大きな釜で煮炊きものをしたり、お餅つきのもち米を蒸したり。

うちの朝はいつもおくどさんに火が入り、植木屋だったおじいちゃんが仕事に出る前に、その前で私を膝に載せながら朝食をとっていました。
パチパチと薪のはぜる音とオレンジ色の炎。

おくどさんを見ると、そんなオレンジ色の火と祖父の優しさを思い出します。

ところで、京都では物の頭に「お」、お尻に「さん」をつけることが多いです。

おくどさんの他に、たとえば
お芋さん
おあげさん
お粥さん
おいなりさん などなど。

やはり公家言葉からきているのでしょうか。

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続 よし笛

買ってしまいました。
よし笛。

やっぱりあのクリアーな音色が耳から離れず、吹いてみたいという衝動に負けてしまいました。
菊井さんというよし笛の第一人者が制作された入門用の笛です。

もちろん、あのコンサートの音色のようにはいきません。
でも案外、簡単に音がでました。

大好きな「琵琶湖周航の歌」もなんとか吹けますし。
中学校の縦笛以来の楽器ですからもちろんへたくそです。
音が濁り、リズムは乱れて人に聞かせるようなものではありません。
でも頑張って練習してみますね。

乞う、ご期待!

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食卓を囲む

今日は朔日。
いわゆるお一日です。

近江八幡の商家では毎月のお一日は、一汁一菜の食事をとるとか。
それは毎月一日に、先祖の苦労を思い、贅沢を戒めるためであるそうです。
さすがは近江商人。
そうして、家の伝統と質素倹約して気張るという哲学を代々繋いでいるんですね。

そういえばうちも、父の代までは全員で食卓を囲んでの食事でしたから、食事の際に両親から先祖のことや人生訓などいろいろな話を聞かされて大きくなりました。
しかし、私の代では子供の塾だクラブだ、私の経済団体や地域の活動だといろいろ理由をつけて家族全員で食卓を囲まないことが多くなりました。
これはいけませんね。
やはり太古の昔から食い物を分配することが家族の原点。
遅きに失しはしますが、できる限り家族そろっての食事を心がけたいと思います。

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久々に快晴

京都は久々に快晴です。
しかし、あの灼熱の暑さも、ムシムシした暑さもない。
もう秋の爽やかな青空です。

今年は夏が短かったなぁ。

今月は沢山のお仕事をいただき、本当に忙しくさせていただきました。
ありがとうございました。

さて明日から9月。
また気持ちを新たに頑張ります。

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よし笛

先日お話しした会社の周年祝賀会で初めて聞いた楽器があります。
それは琵琶湖に生えるイネ科の植物 葦(よし)を使った「よし笛」です。

よし笛、それは琵琶湖の湖面を駆け抜ける風のように澄んだ清々しい音色でした。

演奏されたのは「デュオ湖風音(こぶね)」さんという、よし笛とギターのデュオでした。
残念ながら演奏の映像が見つからないので、他の方の演奏です。
音色はこんな感じ

葦は琵琶湖の沿岸に多く自生し、魚や鳥を育むゆりかごの役割を果たしてきました。
また古くから屋根を葺いたり、よしずとして日よけに使ったり、また夏障子に使ったりと、私たちの生活にもずいぶん役立っています。

私も よし笛が欲しくなりました。
琵琶湖のほとりに腰かけて吹いてみたい。

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民生委員

今年度から私は民生委員をさせていただいております。
仕事を持ちながらの活動は正直きついです。

でも、担当するお宅を訪問させていただきながら思い出すことがあります。
それは、父が大けがをして2年間入院したあと、障害者になったころのうちの家庭のこと。
本当に大変でだった両親。
今のように福祉が充実していたらもっと楽であったろうに…

今日の生活費がなくて、裏庭で作っっていたシイタケの原木を小さく切って栽培用サイズにし、病院で入院患者に売って生活費を工面した母。
あのとき誰から助けてくれていたら、どんなにありがたかったろうと、苦しい背中の背中を思い出します。

だから私は民生委員として少しでも私がお役に立てることがあったらうれしい、そんな気持ちで活動しています。
今日、あるお宅を訪問しました。
先日ご家族が退院され援助の手続きをしたお家。
前回の訪問時にはひどく散らかって荒れ果てていたのに、今日は清潔に掃除されていました。
生活とともにお気持ちが安定されたんだ。

よかった!
ちょっとうれしくなって帰ってきました。

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千社札

昨日は大学の先輩で同じ業界の社長さんが、
会社設立40周年祝賀会を催されご招待いただいて参加してまいりました。

日頃、会議などでもいつも熱をこめて発言されますが、会社も社長の情熱が伝わり皆さんキビキビされていて、さすがだなあぁと感心しました。

ところで京都では、祝賀会などで芸子さんや舞子さんが祝舞いを踊られることが多いです。
昨日も京都五花街(上七軒、祇園甲部、祇園東、先斗町、宮川町)のひとつ、宮川町から芸子さん・舞子さんが来られていました。
芸子のおねえさんが三味線と共に歌う祇園小唄などに、舞子さんたちが踊りを披露していただきました。

写真は芸子さん舞子さんが名刺代わりに配る千社札。
特に、舞子さんの千社札を財布に貼ると、舞子だけにお金が舞い込むと言われています。
さっそく貼っておこうかな(笑)

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ICE WATER CHALLENGE

ALSの理解と患者の支援のために流行しています。

ICE WATER CHALLENGE

有名人が氷水を頭からかぶる話題性もあって一気にALSが注目されました。

この病気は全身の筋肉が動かなくなり、最後は眼球のみとなる。
しかし意識は清明。
動かない体に閉じ込められる、ある意味で本当に残酷な病気です。
しかも現代の医療では治療の方法がない不治の病です。

だから、ICE WATER CHALLENGEでこの病気が注目され、治療法が研究開発されることを望みます。

でも氷水を頭からかぶるなんてくれぐれも注意してほしいです。
てか、氷、必要ですか?
水だけでよくないですか?

なんて素朴に思う今日この頃です。

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炎の池

家の会社近くのお店はできるだけご紹介したいと思っています。

今日 ご紹介するのはシチューのお店 「炎の池」さん。
年配のご夫婦が経営されている街の洋食屋さんです。

特にシチューが美味いことで有名です。
芸能人もたくさん来られています。

今日はタンシチューを注文しました。

何日もかけて煮込んだタンはお箸で切れるほど柔らかい。
デミグラスソースも深いコクがあります。

こりゃうまい!
思わず心の中で叫びました。

ぜひ一度行ってみてください。

炎の池 (ホノオノイケ)
TEL075-593-9171
住所 山科区竹鼻竹ノ街道町43

地図はこちら

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爪切り

私は爪はこまめに切ります。
土いじりもするので、爪が汚いと気になりますし。

爪切りって単純な道具ですが奥が深い刃物だと思います。
爪は堅いですが、それを綺麗にスパッと切るには、刃が鋭く、しかも刃同士がピッタリと重ならないとうまく切れませんし。

爪切りをいろいろ試してみたのですが一番のお気に入りはこれ。

これは、京都府行政書士会の役員として国会の近くにある議員会館に表敬訪問した際に買ったもの。
ノベルティ商品なんて大したことないと思ったのですが、抜群に切りやすくて爪の仕上がりも綺麗。

きっと腕のある職人さんが、衆議院へ納める品だと気合をいれて作られたのでしょうね。
ものづくり日本の意地を見たような、そんな爪切りです。

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