琵琶湖疎水の話題をもう少し。
琵琶湖疎水にはいくつかのトンネルがあります。
その入り口や出口に扁額が設置されています。
扁額とは横長の額という意味だそうです。
さて、琵琶湖疏水の扁額には、久邇宮邦彦・伊藤博文・山縣有朋・井上 馨・西郷従道・松方正義・三条實美といった明治の英雄たちの文が飾られています。
琵琶湖疎水が近代国家樹立への一大国家プロジェクトであったことがわかります。
写真の扁額は 井上 馨 のもの。
仁似山悦智為水歓歡
(じんはやまをもってよろこびちはみずをもってなるをよろこぶ)
仁者は知識を尊び,知者は水の流れをみて心の糧とするという論語の一文を記しています。