先日、母の携帯を解約してきました。
寝たきりで人工呼吸の母にはもう2度と使えない。
それでも解約するのは誰かと繋がっている糸をきるようで忍びなく、6年間は解約せずに置いておいたのですが、何年も着信がない電話なので思いきって解約した次第です。
元気な頃の母はおしゃべりで、この携帯もフルに活用していました。
携帯を手に取っているとおもしろい会話を思い出しましたので紹介します。
この日記の登場人物
A 私
B 母 ってことで・・
B 「あ~、私やけど」
携帯をもったころの母は色々かけてみたいらしく、よく電話をかけてきました。
携帯はもちろんシルバーフォン。
画面が大きい。
着信音も通話の音もでかい。
ついでにボタンもでっかいのでお年寄りには使いやすいみたい。
そのワンタッチダイアルの一番目が私の携帯なんです。
A 「何? どうしたん?」
B 「雨が降ってきたし迎えに来て。」
A 「今どこよ?」
B 「お友達のとこ。大通りの『ろいやるポスト』の近く。」
『ろいやるポスト』?
ロイヤルホスト(「宮廷のもてなし役」)ってゴージャスな名前のお店が、「宮廷の郵便箱」ってチンケな店に変わっとるやん。
おまけに、もう何年も前に閉店して他のテナントが入ってるし。
ああ・・
Bにもとうとう来るべき病気がやってきたか・・ (笑)
気を取り直して
A 「今日は大雨やて言うてるのに何しとったん。」
B 「友達とフキンシップや。」
布巾で湿布?
(ー_ー) それも言うならスキンシップやろ・・
きっと真面目に先生の教えを守ってきた幼少時代やったんだと思います。
横文字なんて敵国語だから使っちゃダメよって(笑)