1905年、近江八幡商業高等学校の英語教師として就任した一人のアメリカ人がいます。
名前はウイリアム・ヴォーリス。
3年後、京都で建築設計事務所を開設。
それを契機に日本各地で多くの近代建物を設計します。
この東華菜館もヴォーリスの設計によるものです。
ところで昨今、会社での飲み会が無くなる傾向にあるとのことです。
しかし、私は大いに疑問です。
なぜならチームでことを成そうとした場合、人と人の垣根はできる限り低い方がいい。
中には会った瞬間から人とフランクに接せる人がいますが、それは例外。 たいていは他人との間に垣根を作っています。
一堂に会し、食事をし、お酒を飲み、お互いの話を直にじっくり聞くと人との間に作った垣根はどんどん低くなる。
次回会ったときは、「やぁ。」「あのときはどうも。」と知らずと笑顔で話せる関係が作れます。
本日は、ヴォーリスの設計のこの東華菜館で某会の懇親会が開催されました。
時間がたつにつれ、会場の話し声は大きくなり、笑い声があちこちに響く。
その時間的・空間的に共有する中で人はより仲良くなれます。
この会も強いネットワークの中でしかなし得ない活動をしています。
今日は確実に皆の垣根が低くなったと確信できたひとときとなりました。
おやすみなさい。