ひょいと引っ張って
チャリンとお金を入れ
お釣りをパッと取り出して
手を離すとビョーンと
天高く飛んでいく…
何の話?
今の時代の人にはわかりませんよね。
正解は「ざる」。
子供の頃、夕食のおかずを買いに行くことが多かったのですが、お肉屋さんやお豆腐屋さん、八百屋さんにも天井からこれがぶらさげてありました。
天井からバネやゴムでザルをぶら下げていて、そこに売上げを入れお釣りを取り出していました。
当然、今は機械のレジにとってかわってしまいましたが、子供のころ買い物に行くと、あの「ざる」の動きが楽しみでした。
ざるレジって天井からぶら下げてるから、色んな角度から扱えるので合理的。うまく考えてます。
そう言えば、そうして買った商品はたいてい新聞紙に包まれていました。
コロッケを買って帰る途中、油がうまそうな香りと共に新聞紙にしみ出し、つまみ食いしたくなる衝動にかられたものです。
今なら、衛生的に問題だっ! などと言われるんでしょう。
でもね、最近は衛生的とはいえ焼きたてのパンなんか1個1個をビニールに入れてくれるけど、そこまでいりますか? 過剰包装ではないですか?と、逆に突っ込みたくなります。
だって私は、ざるレジと新聞紙の世代だもん(笑)