怖さの科学

ヘビを見ると背筋がぞーっとします。
考えたら今までヘビに噛まれた実害も受けたことはありません。
しかし何故か怖い。

この怖さって、生まれてからの学習によって身に着けていくものだと思っていました。
成長過程で毒蛇の存在などを知り、だんだん怖くなっていくものだと。

しかし、ある研究で赤ちゃんもヘビが怖いと思っていることがわかったそうです。
とすると、学習説は覆ります。
人間は本能的にヘビが怖いということになる。

祖先たちが、毒ヘビに噛まれるなどして命を落とした。
ヘビは怖いぞ。
近づくなという手紙をDNAの中にいれ子孫に伝えてきた。
だから赤ちゃんもヘビを怖がる。
そんな仕組みなんだということです。
祖先からの手紙がDNAに入っているなんて面白いですね。

 

ところでチンパンジーもヘビが怖いそうです。
類人猿で祖先は同じとすると当然か (^-^;

恐怖は脳の中の扁桃体(へんとうたい)というところが司どっています。
残酷な話ですが、こんな実験をした方がおられます。

ヘビを怖れるチンパンジーの脳の中の扁桃体を取り除いてみた。
すると、今までヘビを怖がっていたチンパンジーはヘビを手に取ったり口に入れたりした、と。

祖先からのDNAの手紙が扁桃体の中にあることも突き止められたわけです。

 

「怖さ」
それがあるから我々は危険を回避できます。
ほんとうに大切な感情なんですね。

ちょうど季節は夏。
皆様もお化け屋敷で怖さの感覚を研ぎ澄ましてみてはいかがでしょう。

wahaha について

高山株式会社 代表取締役  高山行政書士事務所 代表
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