カーテンを開くと、東京タワーがライトアップされ夜空にくっきりと浮かび上がっています。
それはまるで、独楽の芯のようにきっちりと、
ど真ん中に突き刺さっている。
東京の中心に。
日本の中心に。
ボクらの憧れの中心に。
見ているうちにリリーフランキーの「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」の一節を思い出しました。
青春時代、私もまた東京タワーが象徴する都会に憧れました。
同様にみんな東京タワーを目印に人々は集い、暮らし、そして死んでいった。
そんな営みの一つに「オカン」と「ボク」の暮らしがあったんですね。
私はあの作品を読んでボロボロ泣いた記憶があります。
癌のオカンを東京タワーのある東京に呼び寄せ、つかの間でも幸せをてもらって見送ることができた「ボク」の気持ちに共感したのかもしれません。
こんな素敵な東京タワーを見ることができて幸運でした。
皆様にもへたくそな写真ですが幸運のおすそ分け。
どうぞ~