核家族化が進み、三世代同居は20%を切り、未婚の子供との同居世代が70%を超えています。
その70%がやがて夫婦だけ、そして独居となる。
また未婚率の上昇で独居も増えている。
そんな状況の中、弊社が管理するアパートでも、ほとんどが高齢・独居の皆さんです。
独居の皆さんはそれぞれの結びつきが希薄で他とかかわられない。
いわゆる「無縁社会」といわれる所以です。
ところで最近、ある物件で「ご近所づきあい」ができているのに気付きました。
おかずをあげたり、もらったり..
椅子を並べて皆で夕涼みしながらおしゃべりしたり..
皆さん独居ですが、こうした繋がりってとても大事だと思います。
行政がサービスをしようと思ったら莫大な予算と人手が必要です。
でもご近所の日常的なつながりでそれぞれを思いやる関係ができれば、それはとっても素敵だし心丈夫であると思うのです。
夕方、皆さんの笑い声が響くのを聞いていると、血縁的には独居だけれど、社会的には新しい家族ができている。
いいぞ、いいぞ!
「お帰りなさい!」ってかけていただく言葉に、「ただいま!」と言いつつ、思わず笑顔がこぼれる私なのであります。