夏野菜の季節ですね。
トマト、きゅうり…
私はとりわけなすびが好きです。
一番がなすびの「どぼ漬け」。
あっ、「どぼ漬け」と言われてもわかりませんね。
京都ではぬか漬けのことを「どぼ漬け」と言います。
「どぼ漬け」
言葉的にはあんまり美味しそうではありませんが、実物はとても美味しいのであります。
短冊に切って、醤油をポトポトと垂らしてから熱々のご飯にのせて食べます。
漬物なのに醤油?
そうそう。
塩分は気になりますがマストアイテムなんです。
他にも胡麻油やおろし生姜、七味なんかをかけて味のバリエーションを楽しんだりします。
ところで皆さんはなすびの花をご覧になったことがありますか?
栴檀は双葉より芳しではありませんが、やっぱり花も紫色なのです。
なすびの花を使ったこんな名言があります。
親の意見と茄子なすびの花は
千に一つも仇(あだ)はない
仇花とは実をつけない花のことですが、なすびは必ず実になることから、親の意見も必ず実になる、心して聞けよ。
そんな意味であろうと思います。
私もふとした時、両親が言ってくれた言葉を思い出し、己の身を正すことがあります。
親とは本当にありがたいものだと、この歳になってつくづく思う今日この頃です。