友人のお母さまが亡くなられ、昨夜はお通夜に参列してきました。
彼とは青年会議所時代に、夜中まで議論を繰り返して準備し、熱い思いのこもった会員セミナーを開催した仲間です。
彼は家族思いで友人にも優しく、とてもに良いやつです。
だからお母さまが逝かれたことは本当に辛いに違いありません。
そんな彼に慰めの言葉を探しましたが見つからず、ただ頭を下げるのが精いっぱいでした。
人間だれしも辛いことはあります。
辛くて辛くてしかたないとき、心が濁り水に満たされたように心は乱れ、暗い気持ちになり、そして落ち込みます。
しかし時間がたつにつれ、泥が沈殿するように少しずつ悲しみが沈殿し心の水は澄んでくる。
もちろん思い出したように、時々何かのきっかけでまた攪拌されて水は濁りますが、また時間の経過とともに澄んでいく。
その繰り返しの中でだんだん透明度が増していく。
そしていつか、堆積した悲しみは思い出という名札をつけて心の奥底にしまい込むことができる…
そんな気がするのです。
彼も今は辛いと思いますが、いつまでも落ち込むのも彼らしくない。
またキラキラした目で一緒に夢を語りながら飲みあかそうと思います。