哲学の道をこえ、若王子を東に坂を登って行くと滝宮神社があります。
それを超えてまだ山の中に分け入ったところに目的の場所があります。
途中にイノシシが入らないようにと注意書きのある、しかし、いかにも頼りなげな木の戸があります。
それを跨いで分け入ります。
渡月橋が流されそうになっている映像が記憶に新しい平成25年9月16日の台風18号の爪痕でしょうか。
大木が倒れ道が荒れています。
それをわき目に登り続けると爽やかな水音が聞こえてきます。
目指す場所である小さな滝が見えてきました。
那智の滝には比べようもないほど小さいですが、熊野若王子神社はこの滝があったからこそ、かの地に据えられたとさえ云われています。
滝に向かって右側にお不動さんが立っておられました。
その厳しいお顔に身が引き締まり、思わず日々の精進を誓いつつ手を合わせてまいりました。