私たちの子供のころ、スポーツといえばサッカーでした。
しかし最近はサッカーですね。
各地でJリーグの試合が開催され、大変盛り上がっています。
ところで日本代表のシンボルマークを知っていますか?
そうそう。
三本足のカラス、八咫烏(やたがらす)です。
これは日本に初めて近代サッカーを紹介した中村覚之助さんの出身地、和歌山の熊野那智大社で神の使いとあがめられる八咫烏をモチーフにしたものだそうです。
京都にも熊野那智大社縁の有名な神社があります。
南禅寺の東側辺りにある、熊野若王子神社です。
若王子とは天照大神のことをさします。
「若王子」
若いプリンスという言葉の響きもあいまって、若王子神社は女性にも人気です。
でもよく考えると、天照大神って女性ですよね。
神社の入口には樹齢400年とも伝えられる立派な梛(なぎ)の大木がそびえます。
またその根元には、忠臣蔵では悪役で有名な吉良家が寄進した石橋があります。
吉良家は実際は名君であったとも伝えられますが、それでは忠臣蔵のストーリーが白黒がハッキリしないので、悪役に仕立て上げられたのかも知れません。
それと似たことって現代の世の中にもたくさんありますね。