空梅雨と鱧(ハモ)

今年は梅雨というのに雨が降りませんね。

京都を代表する夏の食材と言えば鱧です。
もともと鱧は小骨の多い魚ですが、生命力が強く新鮮なまま京都へ運ぶことができた。
そこでこの食べにくい魚を何とか美味しく食ってやろう、ということで先人たちが工夫しました。
1寸(約3cm)に皮1枚分だけ残しながら30の包丁を入れて小骨を切り、湯引きして氷でしめたのが有名な「鱧の落とし」です。
これを梅肉でいただくと最高に美味く、私の大好物でもあります。

ところで、鱧は梅雨の水を飲んでおいしくなる。
京都ではよくそんなことが言われます。
しかし今年はこの空梅雨です。
京都の夏は祇園祭とともに明けるといわれますが、その祇園祭まであと1月。
梅雨の雨を飲めない鱧は美味しくなってくれるのだろうか…
ちょっと心配になってきます。

また、雨が降らないので紫陽花もまだ蕾です。
カタツムリも困っているだろうなぁ…とこれまた心配になってきたりする今日この頃です。

wahaha について

高山株式会社 代表取締役  高山行政書士事務所 代表
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