雑誌を見ていますと、腕時計にまた新しい革新技術が導入されているようです。
各地から発せられる電波により時計の時刻を修正する電波時計もすごいと思いました。
しかし、最近はGPSにより時刻を修正する時計が登場しています。
電波時計の電波は地球上すべてをカバーしているわけではありません。
一方、GPSの電波は地球上余すところなく電波を届けています。
そのGPSの電波で時刻を修正するため、誤差は10億年で1秒という正確さ。
すごい進歩だと思いませんか?
そう思いつつ腕に目をやると私の時計はいわゆるクオーツ時計。
月に数秒の狂いを発生します。
でも私はなぜかこっちの方が安心します。
10億年に1秒しか狂わない時計は、一緒に時をすごす息苦しさを感じるわけです。
むしろ、月に数秒狂う時計が好きなのです。
私の生活でそんな誤差に右往左往することはめったにありません。
その誤差をちょっと”人間らしい”と思いますし、時刻の修正の手間の時間を通して時計と共に生きる感を感じるわけです。
だからある意味ダサイ時計ではありますが、これかれも大切にしていきたいなぁと思うのであります。