名月とともに萩が咲き出しました。
萩は秋の七草のひとつ。
おみなえし、おばな、ききょう、なでしこ、ふじばかま、くず、はぎが秋の七草。
春の七草のように食べるのではなく鑑賞用の花ですね。
とりわけ萩は地味なお花です。
しかし万葉集には最もよく読まれている花であるとか。
派手ではないけれど、控えめに咲く健気さゆえに愛されてきたのかもしれませんね。
また芭蕉はこんな句も詠んでいます。
一家に遊女も寝たり萩と月
月に包まれる萩に例えられた遊女もきっと、派手で艶やかな女性というよりは
控えめな女性であったように感じられます。
秋は花も月も美しくていい季節ですね。