「あんこ」と呼ばれる不動産屋さんがいるって知ってましたか?
取引によって、不動産屋さんが「あんこ」になる可能性がります。
何の話?
そう思われるのも無理はありません。
契約に業者がかかわる一類型を業界用語で「あんこ」と呼んでいます。
売買契約を1者が仲介する場合や、売主さん・買主さんそれぞれに業者がついて2者で仲介する場合が一般的です。
これに対して3者以上の業者が関与て契約が成立する場合もあります。
この場合、間に挟まれた業者のことを「あんこ」と呼ぶわけです。
では手数料はどうなるのか?
それは、売買を例にとると、通常の仲介では売主さん・買主さん双方から手数料をいただきますが総額は決まっていて何社入っても増えることはありません。
その配分は、
1業者が両方の手数料をいただく「両手」
2業者が売主さん側、買主さん側についてそれぞれから手数料をいただく「片手」が一般です。
それに対し3者以上の手数料の配分は、総額を3等分にする場合もあれば、売主さん・買主さんどちらか片方の手数料を2社で分け、他方は正規の手数料をもらう場合など様々です。
要は成約への貢献度が配分の一つの目安でしょうか。
でもこれはあくまで業者内部の話。
もし、この配分が原因で肝心の契約がまとまらないとしたら本末転倒、お客様にご迷惑がかかります。
仕事に取り掛かる前に、そのあたりの話はきっちり詰めておく必要があります。